☆☆☆
永島穂波

バカ発見器 新書 – 2011/9/2
2024年に2011年のバカ発見器を読みました。純粋に面白かったです。
当時のやらかした事件がたくさん載ってます。例えば大学入試でヤフー知恵袋に聞いてしまったり、ホテル従業員が有名人カップルの宿泊をバラしたり。今読んでみるとほのぼのするような話題も多いです。でも今でも同じような事件は起こっています。
当時10歳以下で子供だった方たちも今は大人になったり十代後半でやらかしちゃうのは13年前とほぼ変わりません。
また恐ろしい事件もあります。例えば秋葉原の通り魔事件や当時は「闇の職安事件」と言われたネット勧誘殺人事件。これも今でも同様の事件が起きています。
2010年頃というのはスマートフォンもまだ充分に普及してない時代ではありますが、インターネットが世界につながっていて、それを認識しないで繋がっている人が多かった時代かと思います。ですのでSNSに自分が殺人をしたということを投稿したり、誰にも知られたくないような内容を日記に書いています。秘密の心持ちでインターネットに書いてしまっていた人がかなり多かったのかもしれないです。
還暦を過ぎてしまったおじいさんとしては過去の教訓が生かされていないなあとは思います。しかし今年の20歳位の方はこの事件が起きた時には10歳か以下であった可能性が高いです。そうなるとその後充分にITリテラシーの教育を受けてきたかどうかというとなかなか難しいところかもしれません。ですから若気の至りというのは納得できます。でも意外と40代50代60代のおじさん、おじいさんをおばさん、おばあさんが最近はやらかしていることが多いかと思います。
自分もやらかさないようにと気を引き締めた1冊です。
バカ発見器 新書 – 2011/9/2
説明
インターネットから火がついた大事件が満載! 文科系ITライター「永島穂波」が解りやすく解説!!2011年最新事件簿編~海外編まで9項目に分け、各炎上事件を解説。知っておかないと恥をかく、インターネットに動かされている現代社会事情!!
永島穂波
1975年生まれ。IT系の懐かしネタを得意とする文科系ITライター